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Buk-Gudistrict

文化觀光 文化財

文化觀光

国指定文化財

  • 大邱山格洞蓮の花雲龍装飾僧塔
  • 大邱山格洞獅子奏楽装飾僧塔
  • 粉青沙器象嵌蓮の花紋扁瓶
  • 白紙銀泥大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経 巻十
  • 石造毘盧遮那仏坐像
  • 大邱戊戌銘塢作碑
  • 奉化北枝里石造半跏像
  • 大邱鳩岩洞古墳群

基本情報

大邱山格洞蓮の花雲龍装飾僧塔
所在地 慶北大学博物館
利用料金 無料
指定番号 宝物第135号
特徴 高さ274㎝、地台石幅157㎝

ご紹介

この石造浮屠は、慶北大学野外博物館に保存されており、大邱市に住んでいた日本人、小創武之助の私宅にあったものを現在の位置に移したものである。高麗時代の八角円堂形浮屠の特徴がよく表現された傑作で、塔身、屋蓋に比べて基檀部が肥大した感があるが、それが安定感を与え、荘厳さを感じさせる。地台石の上に下台、中台、上台があり、下台石と中台石に高麗時代の特色が最もよく表されている。中台石は八角で、円に近い表面に龍文が彫刻されており、当時の職人の代表的な芸術感覚が伺わせる。下台石は方形で、各面に6弁ずつ、24弁の伏蓮が彫刻されている。8角の塔身石の角面には隅柱があり、4面に四天王立像が彫刻されている。屋蓋石も8角で上部の隅棟がくっきりと表現され、傾斜が急である。相輪部には、蓮の花が彫刻された宝輪形の石が載せられている。

基本情報

大邱山格洞獅子奏楽装飾僧塔
所在地 慶北大学博物館
利用料金 無料
指定番号 宝物第258号
特徴 高さ247㎝、地台石 幅150㎝

ご紹介

全体的に8角の平面を基本として各部分をなしており、3段の基壇の上に塔身を据え、屋根石を載せた形態である。四角い基石の上に据えられた基壇は、下・中・上の台石に分かれ、下台石の側面には獅子、上面には雲が立体的に彫刻されている。低い中台石は角を削り、各面に楽器を演奏する姿が刻まれている。上台石は中央に帯を回し、上下に素朴ながらも大きな蓮の花が彫刻されている。舎利を祀る塔身は低めで、角には柱の形を刻み、前後には錠前がある扉の形態を、残りの面には四天王像と菩薩像を彫刻した。広い屋根石は、底面に香炉と飛天像が美しく刻まれており、軒部分は木造建築の屋根様式に沿って、2重の垂木を緻密に模倣した彫刻がある。上面は蓮の花が巡らされており、その上の4面には、仏教で極楽に住むという鳥である迦陵頻伽が彫刻された露盤(頭部の装飾台)が載せられている。この僧塔は、屋根石の一部が割れて完全な状態では残っていないが、上下の比率がよく整えた美しい作品である。各部分の雄壮で優れた彫刻は、高麗時代の特徴が良く表れている。大邱に住んでいた日本人の私宅にあったものを慶北大学博物館に移したもので、元の僧塔が建てられた跡と、この僧塔の主人公は不明な状態である。

基本情報

粉青沙器象嵌蓮の花紋扁瓶
所在地 慶北大学博物館
利用料金 無料
指定番号 宝物第268号
特徴 高さ16.5㎝

ご紹介

粉青沙器は、高麗時代末期に象嵌青磁が衰退し、白磁とは異なる形と紋様、構図を持って現れた非常にユニークな陶磁器である。その名称は、白土で扮装した灰青沙器、つまり「粉青灰青沙器」という言葉に由来し、「粉青」とも呼ばれる。高さ19.1㎝、口の直径5.7㎝、底の直径10㎝のこの瓶は、粉青沙器特有の画一的な紋様を打つ印花紋と、表面に白土を被せる扮装法を施したことを除けば、高麗青磁と同様の質感を持っており、朝鮮初期の作品と見える。紋様を見ると、口の下に玉の帯、肩の部分には小さな菊の紋様を施し、その周りに蓮の花を象嵌して枠を作った。胴部の前後の平らな箇所には玉模様で菱形の花を作り、その中に白黒の象嵌で蓮の花が刻まれた。両側には菊模様を入れて、それを背景に蔓紋を黒象嵌した。底面には蓮の花を象嵌し、高台の周りには玉の帯を施した。「粉青沙器象嵌蓮花紋 扁瓶」は、胴体の両側にある蔓紋と、肩の部分にある蓮の花の枠には地色がそのまま残されているのが特徴的である。胴体の大きさに比べて高台が高く、安定した形を取っており、各部分の比率も調和している。

基本情報

白紙銀泥大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経 巻十
所在地 慶北大学図書館古書室
利用料金 無料
指定番号 宝物第271号
特徴 1面30.5 x 11.2cm

ご紹介

首楞厳経の元の名称は「大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経」であり、僧侶が修行の過程で必ず学ぶ必須経典である。仏の教えを頭で理解するだけではなく、自ら体得して力を持つことを主旨としている。この「白紙銀泥大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経巻十」は、麻で作られた紙に銀色の文字で仏経を書き写したもので、楞厳経10巻のうちの最後の巻である。屏風のように広げてみることができる形になっており、畳んだときのサイズは縦30.5㎝、横11.2㎝である。現在、表紙は消失しており、銀色の文字が色褪せ、若干黒ずんでいる。本の最後の部分には、1365年にイ・バンハン(李邦翰)が亡くなった母親の冥福を祈るために作ったという記録がある。また、難しい漢字の音に関する記録もあり、これは楞厳経10巻全体に該当するものと見える。刻字のレベルは高いとは言えないが、作られた年代がはっきりしており、麻で作られた紙を使用したという点がその価値を高めている。

基本情報

石造毘盧遮那仏坐像
所在地 石造毘盧遮那仏坐像
利用料金 無料
指定番号 宝物第335号
特徴 高さ274㎝

ご紹介

石造毘盧遮那仏坐像は、慶北大学博物館にある石造如来坐像であり、統一新羅後期に流行した毘盧遮那仏の典型的な様式を示す作品である。頭部には小さなサザエの形で髪の毛(螺髪)を付けており、顔は体に比べて大きく丸い。当時の毘盧遮那仏の顔が端正で厳粛な印象であるのに対し、この仏像の顔は豊満で、目と口元に笑みを浮かべているのが特徴である。衣が両肩を厚く包み、しわは形式的に表現されている。肩幅は狭く、体躯は著しく矮小された姿であり、両足を膝の上に載せ、足の裏が天に向けた姿勢で座っている。手は、左手の人差し指を右手で覆った姿で毘盧遮那仏の一般的な手の形をしている。仏の体から放たれる光を形象化した光背は舟の形をしており、仏像に比べて非常に大きく表現されている。光背には、両手を合わせて合掌している小仏5体が刻まれており、縁には炎が繊細に表現されている。仏像が座す8角の台座には華やかな花紋や動物などが刻まれており、非常に形式的に表現されている。狭い肩と平べったい胸、小さな体躯、衣の形などから、当時の毘盧遮那仏の一般的な特徴がよく表された作品であり、新羅時代景文王3年(863)に作られた桐華寺の石造毘盧遮那仏(宝物第244号)とほぼ同じ時期に製作されたものと思われる。

基本情報

大邱戊戌銘塢作碑
所在地 慶北大学博物館
利用料金 無料
指定番号 宝物第516号
The 特徴s 高さ274㎝、地台石幅157㎝

ご紹介

大邱盆地内に築造された堤防の工事記録を刻書した石碑であり、建設年代として記された戊戌年とは、新羅真智王3年(578)と推定される。文字は碑石の前面に刻まれているが、一部を除いては判読が困難なのが実情である。1946年に大邱市 中区大安洞で発見された後、6.25動乱(朝鮮戦争)で紛失したが、7年後の1957年に慶北大学師大附高校の校庭で再発見され、現在の位置に移転したものである。この碑は、楕円形に近い花崗岩の天然石材の前面だけを粗く磨いて仕上げたもので、碑文は吏読文を混用した六朝楷書体で刻まれている。

基本情報

奉化北枝里石造半跏像
所在地 慶北大学博物館
利用料金 無料
指定番号 宝物第997号
特徴s 現在の高さ175㎝、幅116㎝

ご紹介

北枝里の磨崖仏坐像の隣にあったものを、1966年に慶北大学に移転したものである。高さ1.6mほどの上半身は割れて消失しており、下半身と、異なる石で作られた丸い蓮花紋の足台のみ残されているが、優れた彫刻技法で作られた作品である。上半身は衣を身に付けていないようで、下半身に表現された衣は非常に薄い。左ひざの上に載せた右足は非常に大きく、膝を高く上げて強調している。載せた足の下には、衣のしわが3段に柔らかく流れており、その線ははっきりしている。その横には、大きな四角形の環と華やかな珠飾りがある。仏像の裏面は衣のしわのみ単純に表現しており、前面を中心に彫刻していることが分かる。足台は約70cmの円盤型で、下向きの蓮の花びらが7枚刻まれている。この半跏像は、その様式から国宝第83号「金銅菩薩半跏像」と比較することができ、左手の位置、右膝の膨張、写実的な衣のしわ、華やかな珠飾りなどにおいて、優れた彫刻技法を示している。したがって、全体的に堂々とし、ボリュームが強調されたユニークながら写実的な表現手法を示す7世紀ば中頃の作品であると思われる。

基本情報

大邱鳩岩洞古墳群
所在地 大邱広域市 北区鳩岩洞456
利用時間 10:00~17:00 *昼休憩12:00~13:00
休館日 毎週月曜日、1月1日、旧正月・秋夕(旧盆)の連休
利用料金 無料
駐車場情報 雲岩池公営駐車場.
交通情報 3号線(漆谷雲岩駅)にて下車、徒歩18分雲岩池公園1、2停留所にて下車:939 漆谷チョングタウン向かいの停留所にて下車:708、719、漆谷1-1
指定番号 史跡第544号
特徴 積石石槨墳、「連接方式」の築造、竪穴式石槨「11字」形態

ご紹介

鳩岩洞古墳群は、八筥平野を一望する大邱北区の函芝山西側の稜線に大規模に造成されている。丘陵の稜線の上には大型古墳が、傾斜面一帯には小型古墳が築造されており、計379基が分布している。5~6世紀、新羅時代に漆谷地域を治めた首長層の墓で、大邱で最大規模の古墳群であり、「積石石槨墳」という内部構造は、新羅と伽耶の古墳群では確認されていない特異な構造である。※10人以上の団体の場合、鳩岩洞古墳群・八筥山城探訪案内所への電話予約(T.053-325-2344)後に探訪可能